最初は詐欺かと思ってスルー「当時は“sejuって何?”って感じ」

──上京2日目でスカウトのDMが……! いったい、どんな写真をアップしていたんですか?

「いや、ほんまに普通にプライベートな運用です。服が好きなので私服の写真を上げたり、“美容院に行ってきた”とか。当時はDJをやりたくて毎晩クラブに行っていたから、ストーリーはクラブの動画が四六時中流れてる、みたいな状態。だからスカウトも詐欺やと思ったんですよ」

榎原依那 撮影/河村正和

──危機管理能力が高いですね。

「“私の何を見てDMをくれたんですか?”と聞くと、“シンプルに顔がかわいかったから”って。だから、素性もわからん、声もわからん、何歳かもわからへん、ただ、“投稿を見てるとスタイルはいいかも?”という状態で送ってきてたんです。そんなの、詐欺やと思いますよね。海外で2~3回詐欺に遭ってるから用心深かったですし、当時は“sejuって何?”って感じでしたし」

 詐欺だと確信して返信しなかったが、数日後、返信を催促するDMが届いた。

「“追いDM”が来たので、直感で“詐欺じゃないかも”って思ったんです。そのときに事務所の場所をちゃんと調べたら、六本木やったんですよ。それで、これは本物やなと。あんなに家賃が高そうな場所に詐欺師が事務所を借りられるわけないやんって。
 もっと調べたら親会社の規模が大きくて、社長さんのインタビュー記事も出てきて。ああ大丈夫だと、確信しました。ほんと運がいいですよね。もう、GOGOランプ光るみたいな(笑)」