今回は特に友情愛が強調されているように思います

ーーボーちゃんに何度スルーされても、めげずに相棒になろうとする姿が印象的でした。

「ねえ、メンタル強いですよね」

賀来さんが演じるウルフ 『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』より ©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

 今作のコピーの一つでもある「僕たちは、友達の何を知っているんだろう?」、それはしんのすけとボーちゃんの関係を示している一方、相棒=友達を求めるウルフも含まれているのかもしれない。

「しんちゃんの映画は今までも“友情”をテーマにした作品はいくつもありましたが、今回は特に友情愛が強調されているように思います。しんちゃんとボーちゃんのバトルとか、ふたりが出会ったころの思い出とか、グッと来てしまいましたね」

ーー賀来さん自身は、大人になって友情を意識したことはありますか?

「僕は結婚して子どももいるので、友達と会う間隔がどんどん広がっちゃっているんですよ。2年に1回会う友達もいるし、だけどそれでも成立するのが“友情”だなと思います」