中学3年生だった2011年、雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」にて、グランプリのひとりに選ばれた中条あやみ。その後も昨年末まで『CanCam』の専属モデルを務めるなど、ファッションモデルとして活躍。今田耕司とともにMCを担った『アナザースカイ』などで見せてきた、親しみある素顔も支持を広げている。モデルと同時にキャリアを積み重ねる俳優業も順調で、現在は江口のりことダブル主演の映画『あまろっく』が公開中だ。そんな中条さんのTHE CHANGEを聞いた。【第4回/全4回】

中条あやみ 撮影/冨田望

 モデル、俳優の印象が強い中条さんだが、バラエティ番組で活躍する姿を見ていた人も多いだろう。1年間レギュラー出演した『ぐるぐるナインティナイン』(日テレ系)での「ゴチになります」で見せた親しみやすい姿も浮かぶが、’16年10月から’19年3月までと、再び’22年10月から1年間にわたってMCを務めた『アナザースカイ』(日テレ系)での素顔も刻まれている。

 日本テレビ系のバラエティ、紀行番組の『アナザースカイ』シリーズは、ゲストの人生と、ゲストにとっての「第二の故郷」や「憧れの地」をテーマに進める番組。コロナ禍における対応にも迫られながら、現在も放送を続けている。今田耕司をメインMCに、初代の宮尾俊太郎を除き、長谷川潤、瀧本美織、広瀬アリス、現在の八木莉可子(敬称略)ら歴代女性MCがともに番組を進行してきた。

――中条さんは’16年10月に5代目の女性MCとして登場し、’22年10月に再登板。唯一、二度にわたって務め上げました。いろんな方とお会いしたと思いますが、特に刺激を受けたゲストはいますか?

「多くのプロフェッショナルな方にお会いしましたが、特に感動したのは元横綱・白鵬さんです(現、年寄・宮城野)。横綱としてずっと勝ち続けられてきたって、すごいことだと思うんです。勝つという目標に対してのモチベーションというのは、ある程度は想像できます。ただ、そこからずっと勝ち続けるのは、普通の人にはできないことだなと」

――確かにそうですね。

「オリンピックだったら金メダルを取り続けるようなことですよね。そうしたモチベーションを保ち続けるためには、よほど精神力が長けていないとできないと思いますし、お会いして、ひとつのことを守り抜くプロフェッショナルな姿が本当に素晴らしいと思いました」