1日限りのプレミアムな「祝・日比谷野音100周年 しょこたんフェス」を開催した中川翔子さん。同じ時代を生きて互いを“戦友”とも表する平野綾さんとの共演は、多くの人を歓喜感涙させ話題に。歌手、声優……それぞれのジャンルを超越し、常に新しいものごとを生み出し続けるふたり。これまでの歩みの確認であり、さらなる飛躍への決意表明ともいえる夢の顔合わせとなりました。
中川さん主催の「しょこたんフェス」で共演したふたりは、お互いについて「綾ちゃんはかわいくて、キラキラしていて両手からこぼれ落ちてしまうあらゆる素敵を持っているんですよ」(中川さん)、「翔子ちゃんはいつ会ってもこのテンションで(笑)、10代の頃からずっと変わらないでいてくれるから、会うと安心します」(平野さん)と語り、10代の頃から仲がいい。デビュー20周年の中川さん、25周年の平野さん、お互いに節目の年を迎えたおふたりのこれから、「THE CHANGE」について語っていただきました。
リスペクトし合うふたり
中川 いつも話している綾ちゃんへのガチの大好き&リスペクトを、今回こうやって客観的な場所で言えるのが嬉しい。
平野 世の中的には似ているジャンルかもしれないけど、お互いにできないことをめちゃくちゃ尊敬していて、それを言いあえる人ってなかなかいないと思う。
中川 本当にそう。女性でひとりで活動となると、背負うものや怖いと思うことも多かったけど、「綾ちゃんがあんなに眩しく輝いてるからまた明日頑張ろうかな」と思わせてくれる。特別な存在。綾ちゃんのおかげで奮い立てているの。だからありがとう。
平野 こちらこそ本当にありがとう。私は友だちがかなり狭く深くなタイプなので、翔子ちゃんみたいな人がいてくれてよかった。
――お互いへのリスペクト、熱い愛を語っていただきありがとうございます! そして中川さんはデビュー20周年、平野さんは25周年を迎えられて。
中川 今年はゲッターズ飯田さんに「音楽って出ているよ」と言われて、『しょこたんフェス』もそうですし、音楽にまつわるお仕事に繋がっているんですよ。ステージに立っている瞬間って特別で、もう会えなくなってしまった家族にも届く時間だと思うし、何より大好きな人たちに会える場所なんですよね。始まる前は「誰も来なかったらどうしよう、失敗したらどうしよう」と一番ネガティブな自分が出てくるけど、ステージが始まった瞬間に「いくぜ!」となれるのが一番幸せなので、今年の秋に開催する東名阪ツアーもとても楽しみですね。そして綾ちゃんのライブを見に行きたくて!
平野 ありがとう! 私は去年から事務所を独立して、ライブひとつにしても、どのタイミングでどういうものをやるかの全責任が私に降りかかっている状態なんです。やりたいことはいっぱいあるけど、大事なのは「いまの私はこうです」と定期的にちゃんと伝えることだなと思っていて。今年は音楽活動でいろいろと考えていることがあるので、ワクワクしてもらえるような環境を作れたらいいなと思っています。