長身と抜群のスタイルを活かし、「リアル峰不二子」「霊長類最強の現役グラドル」をキャッチコピーにグラビアで活躍する染谷有香。2011年にフジテレビが運営するWebサイト「少年タケシ」のイメージガールオーディションで特別賞を受賞し、芸能界入り。同年TBS系ドラマ『華和家の四姉妹』で俳優デビューを果たした。公開中の主演映画『SOUND of LOVE』にまつわる話から、4年連続リリース中のヘアヌード写真集のことまで最強グラドルのTHE CHANGEとはーー。【第2回/全2回】

染谷有香 撮影/小島愛子

ーー俳優としての新境地ですね。女優業以外にも、染谷さんは7月に4冊目のヘアヌード写真集『Get into me』を出版しました。ヘアヌード写真集って、集大成的な意味合いで出版することが多いと思いますが、染谷さんの場合は逆ですね。

「そうですね。そこから始まる物語があってもいいんじゃないかな、って思ったんです。だから、2021年に出したファースト写真集には、『This is the beginning』というタイトルを付けて、それ以降、毎年、1冊ずつ出させてもらっています。見てくださる皆様のおかげです」

ーー素晴らしい発想です!

「やっぱり一年一年、人や仕事との出会いで、いろいろと経験を積んで変わっていってると思うんですが、その変化を写真集で表しているんです。だから、私自身も“今年は、どんな私が写るんだろう”って期待して臨んでいるんです」

ーー今年のテーマは「二人の私」でしたね。

「ふだんの私とグラビアの私って、かけ離れていると思う瞬間があるんですね。強気でブレーキを踏まない私と、受け身で慎重にアクセルを踏む私がいて、でも、どちらも私で。なので、今年は両方の私が一冊になったら面白いかなぁと」

ーー8月に行われた写真集の発売記念イベントでは、会場を去り際に「今日は下着を付けていません」と言ったのがニュースになりました。

「あのときはスリットの入った真っ赤なロングドレスを着ていたので、下着を付けないほうがステキなシルエットになるんじゃないかなって思い、イベント直前に脱いだんです」