15歳で俳優デビューを果たした間宮祥太朗。以降、コメディからシリアスまで幅広く役をこなし、2018年にNHK連続テレビ小説半分、青い。』で永野芽郁演じるヒロインの夫役で朝ドラ初出演、2020年には『麒麟がくる』で大河ドラマ初出演を果たした。2020年以降は出演したドラマの多くで主役を演じるなど、いま実力派若手俳優の一人を担っているのは誰もが認めるところ。そんな間宮さんにとってのCHANGEを訊いてみた。【第2回/全3回】

間宮祥太朗 撮影/有坂政晴

 この世の全てを手にすることが出来る99本の“悪魔の鍵”を賭け、人間が“悪魔の能力”を駆使して争奪戦を繰り広げる。究極のデスゲームをスリリングに描く『劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵』で主人公・織田照朝を演じた間宮さん。以前、あるインタビューで「芝居を楽しむために、毎回自分で工夫することが必要」と答えていたが、本作で”工夫”されたことはあったのだろうか。

「ドラマもそうでしたが、アクマゲームを始めると、鍵の所有者が部屋と認識する空間は”閉鎖空間“になるという設定なんです。そうなるとゲーム中は、その閉鎖空間の中での撮影になっていくので、観ている方の集中力がいかに途切れない様にするか、そのためにどう見せたら良いのか……という部分は工夫や意識しながら撮影しました。ゲームの内容によっては、体を動かしたり、色々なギミックがあったりするのですが、心の声やナレーションベースで表情のやりとりも多かったですね」