「総合格闘技(MMA)」を題材としたドラマ『レッドブルー』(MBS / TBS系)で主人公・鈴木青葉を演じるFANTASTICSの木村慧人さん。格闘技未経験の木村さんが日々、MMAの世界に没頭、その魅力にハマっているという。何事にも「ハマってしまう」性格だという木村さんが「演じる」という世界にハマっていくことになったきっかけは? 木村さんの「CHANGE」を生んだ作品について。俳優としての今後も含めて未来への思いも語ってくれた。【第2回/全3回】

木村慧人 撮影/冨田望

 総合格闘技の世界を描いた『レッドブルー』で主人公・鈴木青葉を演じる木村慧人さん。撮影に入る前に、原作を読みこんでその魅力に一気に引き込まれたという。原作に触れて感じた「鈴木青葉」の魅力とは。

「青葉は“日陰者”と言われるくらい性格は根暗だとされていますが、実はめちゃくちゃかわいらしいキャラクターだなと思ってます。心を開いたときの青葉の表情ってすごくかわいいんですよね。だから、そのギャップも僕が演じるならこうやりたいなというのは、(原作の)青葉を見ながら考えてました」

 さらに「木村さん自身と青葉、似ているところはありますか?」とうかがうと、一瞬考えてから…。

「甘え上手、ですかね。自分で言うのはあれですけど(笑)。岩瀬くん(長谷川慎さん演じる岩瀬三之助)に甘える姿とか、意外と好かれやすいのかなって思うんですよね。僕も(FANTASTICSで)最年少ということで、メンバーからいじられたりするので、そこは通ずる部分かなって」