今回登場してもらったのは、現在放映中のドラマ『家政婦クロミは腐った家族を許さない』(テレ東系)で主演を務める関水渚さん。俳優としてドラマや映画に引っ張りだこな彼女の、役者としてのこだわりからプライベートの素顔まで、根掘り葉掘り聞かせてもらいました!【第2回/全2回】

関水渚 撮影/小島愛子

ーーご自身や他の人の見方が変わったことで、恋愛観も変わったりとか?

「そうかもしれませんね。これは実際の経験ではなく単なる想像なんですけど、例えば私の中では男の人は強くあってほしいっていう理想があったんですが、男性の弱い部分や繊細な部分もステキだなって思えるようになったというか」

ーー自分の理想を相手に押しつけなくなった。

「そうですね。あ、でも、浮気したりとか、そういう価値観は肯定できませんけど(笑)」

ーーご自身の中では、この2年で大きな変化があったようですね。難しいキャラクターを演じることが大きな転機となったようですが、現在放送中のドラマ『家政婦クロミは腐った家族を許さない』で演じている主人公の家政婦・クロミこと黒見白華も相当、難しい役どころだと思います。

「最初に台本を読んで“共感できるな”と思うことはなかったんです。でも、クロミの気持ちに寄り添って何回も読むうちに、こんなことを考えているんだろうなって思えるようになっていった感じです」

ーークロミが給仕先の灰原家を“理想の家族”に仕立てるために、あらゆる手段を使っていくという物語ですよね。公式コメントで「これは間違いなく面白くなる確信がある」と言っていましたけど。

「灰原家の4人と私とで本読みをしたときに、4人が本当の家族っぽく見えて、私の中で、しっくりきたんですよ。それを見たときに、絶対大丈夫だろうなって思ったんです」