家政婦役は衣装が毎日一緒だから楽ですね(笑)
ーー具体的に、どんなところが見どころですか?
「結局、人間って、何歳になっても自分勝手なものなんだなっていうのを、すごく感じさせられましたね。でも、そういうシーンって、意外と日常にもあったりするなと思ったり。
例えば灰原家の人たちがすごく変な行動を取ったり、クロミも“一社会人としてどうかしているんじゃない?”って思える部分があったりするんですが、そこがリアルに描かれているのは面白いですね」
ーーホラー的な要素も多い作品ですが、そのあたりの難しさはありましたか?
「私がクロミの気持ちだけで演じても、そこまで怖くは見えないんですよね。じゃあ、どうすれば怖く見えるか……って試行錯誤して演じるのは、けっこう楽しいです」
ーー家政婦という役柄については?
「衣装は毎日一緒だから楽ですね(笑)。劇中では掃除をしたり、ご飯を作って家族の方に出したり、庭いじりをしているんですが、役としてはすごく楽しいですよ。ただ、関水渚が一生それをやれと言われたら、それは、たぶん無理(笑)!」
ーー(笑)。ご自身には向いてないと。
「向いてないですね。今日はご飯作りたくないなって思っても、仕事だから放棄できないし」
ーープライベートでは、家事は得意じゃない?
「掃除と洗濯だけは、ちゃんとします。帰ってきたときに空気が入れ換わってないと気分が下がるので。今日も家を出る前に掃除してきました(笑)」
ーー料理は、どうですか?
「う〜ん。すごく上手というわけではないんですが、大失敗をしちゃうってことはないですね。レシピは手放せませんけど(笑)」