モデルから俳優へ──その透明でナチュラルな存在感で同性からも多くの支持を得ている紺野彩夏さん。2022年に配信された仮想結婚の模様を描いた恋愛バラエティ番組『私たち結婚しました4』での瀬戸利樹さんとの初々しい結婚生活は多くの注目を集めた。昨年末に発売した1stフォトブックは、そんな彼女の魅力は活かしてタイトルもズバリ『透(ひかり)』。若手俳優の注目株のひとりである紺野さんとってのCHANGEとは──。【第2回/全3回】

紺野彩夏 撮影/有坂政晴 スタイリスト/田中あゆみ ヘアメイク/田中陽子

 現在放映中のドラマ『復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~』では主人公・服部舞香を熱演中の紺野さん。本作は、利害関係から始まる、秘密を抱えた男女の偽りのラブストーリー・ドラマだ。同名の原作コミック(作画:真田ちか 原作:森田りょう)を元に、MEN'S NON-NOモデルである鈴木仁がW主演を務める。

――舞香はどういう女性だと解釈していますか。

「舞香自身は本当に普通のどこにでもいる女の子なんですが、実はすごく強い人なのにそれを大々的に前面に出して生きているタイプではない。そこがすごく魅力的なキャラクターだと思いますね。同時に、自分の為に怒るんじゃなくて、誰かの為に怒る……ちゃんとモノを言うことが出来る、要所要所で強い面が出てくるすごく素敵な女性だなって思いました」

――このドラマは「結婚」がテーマのひとつだが、ご自身の結婚観は?

「彩香のお母さんのセリフに“おんなの幸せは結婚で決まるのよ”という昭和的というか前代的なのがあるんですが(笑)、私は全然そうは思いません。やっぱり、普通にお仕事や趣味で決まってくるんじゃないかと思いますね。社長の駿(鈴木仁)にも“結婚は焦って決めることじゃない”というセリフがありますが、結婚自体、絶対しなきゃいけないというわけではないとも思うので、ひとつの選択としてはアリだなって思います」

(c)「復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~」製作委員会・MBS