ターニングポイントは『仮面ライダージオウ』

 先日まで放送されていたドラマ『キスでふさいで、バレないで。』(読売テレビ)に続き、地上波ドラマ連続主演を務めることになりましたがーー。

「すごくありがたいなって気持ちが一番強いです。主演といえば、いわゆる座長ですが、なるべくスタッフの方を含めて、このドラマに携わってくださった全員が“良かったな~”という気持ちで終わればいいなって思っています。撮影中はみんなが楽しいと思っているかな、ということだけは気に掛けています」

 俳優としてターニングポイントなった作品は自他共に認めるところの特撮ドラマ『仮面ライダージオウ』(2018年・テレビ朝日系)。ここで紺野さんが演じたのは敵・タイムジャッカーの一人であるオーラ。

「最初はジオウのヒロインオーディションを受けたんですが、最終的に“ヒロインではなくて悪役の女のコ役はいかがですか”というお話を戴いたんです。『ジオウ』に出るまでの出演作は一話で完結の作品がほとんどだったので、同じ役をほぼ1年続けて演じるというのは、この『ジオウ』が初めてでした。続きものの台本の読み方とか現場ではどう動いたら良いのかとか、すべてをこの『ジオウ』の現場でスタッフの方に教えて戴いたと思いますし、私にとってのターニングポイントだったと思っています」

 近年は「ライダー」シリーズ出身者には竹内涼真や井桁弘恵など、今やトップクラスの俳優を数多く輩出しており、若手俳優の登竜門ともなっている。因みに『ジオウ』では、同じくタイムジャッカーのひとりとして、板垣李光人も出演していた。演者として学んだことを訊いてみると。

「演じるのは同じ人であっても、やっぱり1年もやるとなると、物語の上でも感情の動きや変化があるんです。『ジオウ』に参加してその動きや変化がちょっとずつですが、出来るようになってきたと思います。一話完結ものでは表現する機会もなかったので。そして、『ジオウ』は特にそうですが、現実には存在しないというか、変身出来たり自分とは全く違う人物を演じたりするのがとても面白いとも思えたんです。演じることの楽しさに気付かされましたね。もっと色々な役に挑戦してみたいと思うようになったのはそれからですね」

 『ジオウ』以降も、多くの作品に出演を続けているが、中でも影響を受けた作品は映画、ドラマ、それぞれにあるそうだ。俳優として、紺野さんに大きな影響を与えた作品が2つあるという──。

(つづく)

紺野彩夏(こんの・あやか)
1999年6月24日、千葉県生まれ。A型。T164㎝。集英社「Seventeen」の専属モデルを経て、現在は「non-no」で専属モデルを務める。俳優としては、「仮面ライダージオウ」でオーラ役を演じ、連続ドラマ初出演を果たした。他のドラマ出演は『サブスク彼女』、『好きなオトコと別れたい』、『キスでふさいで、バレないで。』などがあり、映画出演作に『ミスミソウ』、『藍に響け』、『文豪ストレイドッグスBEAST』などがある。昨年12月には1st写真集「透(ひかり)」を発売した。

【作品情報】
ドラマ特区「復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~」

出演:紺野彩夏 鈴木仁 砂田将宏(BALLISTIK BOYZ) 太田駿静(OCTPATH) 和内璃乃 坂井仁香(超ときめき♡宣伝部) 近藤頌利 冨手麻妙 遊井亮子
原作 :『復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~』 真田ちか・森田りょう(出版社:CLLENN)
監督:菊川誠、北坊信一
放送情報
2025年2月27日(木)初回放送スタート
MBS     : 2月27日(木) より毎週木曜24:59~
テレビ神奈川 :  2月27日(木) より毎週木曜23:30~
チバテレビ :   2月28日(金) より毎週金曜23:00~
テレビ埼玉  :  3月 5日(水) より毎週水曜24:00~
とちぎテレビ  : 3月 6日(木) より毎週木曜22:30~
群馬テレビ  :  3月 6日(木) より毎週木曜23:30~
公式HP: https://www.mbs.jp/ fukushu-kareshi/
(c) 真田ちか/森田りょう/ジーオーティー
(c)「復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~」製作委員会・MBS