ファンからの支持を知ると嬉しかった
そうした対消費者意識を徹底していたからこそ、読者モデル時代に益若さんが身につけるものが大ヒットする“つばさ売れ”現象が起こり、100億円規模の経済効果を生み出したのだろう。
「その辺りのことは当時も今も実感があるわけでありませんが、しいて言えば、今で言うインフルエンサーさんのような動きをやっていましたね。いいコスメやアイテムはなんでも教えたいし、最近『メイクレシピ』とかありますが、元々好きで5年前から手描きでやってました。
買い物や美容室に行ったときにスタッフさんから“同じものを買いに来る方がたくさんいましたよ”、“つーちゃんと同じ髪型にして、とオーダーされましたよ”と言われることが単純に嬉しくて、それで続けていました」
昨今のインフルエンサーはそれをビジネスとして展開しているが、「私はのちに"これってビジネスなのか”と気づいた」という。
「今は企業のPR案件が仕事として成り立っていますが、当時はそんなものはもちろんなく、本当に好きなものだけを載せていました。あとは、当時はブログをやっていて、コメントをくれた方全員の名前をメモして覚えて、ひとりひとり返信していたんです。ガラケー時代だからコピペとかできなくて」
ーーすべて打っていたんですか!
「全部返信できないときは、せめてコメントをくれた方の名前を全部入力して“ありがとう!”とコメントするというのは常にやっていました。ファンレターを送ってくださった方にはクリスマスカードや年賀状を送っていました。だから毎年のお正月は結構たいへんだった……と言ったら申し訳ないんですけど(笑)」