情報番組の放送作家を経て、2017年から選挙ウォッチャーとしての活動をスタートした選挙ウォッチャーちだい。全国のさまざまな選挙を見つめてきた彼のTHE CHANGEとはーー。【第2回/全2回】

選挙ウォッチャーちだい 撮影/柳俊彦

 社会に出て、選挙ウォッチャーを始める前は、放送作家をしていました。正直に告白すると、放送作家になれば、いろんなタレントさんと知り合えるって、うわついた気持ちで目指したんです。

 放送作家になる足がかりとして、まずは吉本興業の東京NSC放送作家コースの1期生として入学しました。芸人コースだと6期生と同じ代で、『とにかく明るい安村』が同期になります。卒業後は、放送作家としては日本テレビやフジテレビなどのキー局、他にもラジオ番組などを担当していました。

 今から振り返ると、とても恥ずかしい話ですが、当時は自分のことを天才だと思っていて(笑)。会議には「天才、入ります!」みたいな感じで、参加していました。当時の放送業界は、こんなメチャクチャな僕でも受け入れてくれたんです。まだまだ放送業界も余裕があった時代だったんだと思います。

 そんな僕が変わるきっかけになったのが、東日本大震災が起こって、原発問題に関心を持ったことです。このときまでは、「国の偉い人というのは、とても頭がいい人たちであるはずだから、全部任せておけばいい」と思っていました。ただ、原発の対応を見ていると、実はそうでもないと考えるようになったんです。

 その後、放送作家の仕事を辞めることにして、2013年に山本太郎さんが参議院選挙で立候補した際、選挙スタッフとして手伝いました。これが、僕が選挙に関わる最初の経験でした。

 2017年の参院選では、選挙がどんなものなのか、もっと知りたいと思い、さまざまな候補者を見に行きました。そこで感じたのは、名のある政治家でも、意外にポンコツなんだなと(笑)。