やんちゃだった子ども時代

 そんなふうに、小さいころは活発な子どもだったかな。

 学校の休み時間は必ず屋外に出て、ドロケーやハンドベースをして遊んでいました。授業が始まってもハンドベースをしているものだから、先生には怒られるし、廊下に立たされることもしょっちゅう。友だちと「やばい!」とか言いながら教室に走って行くと、ドアの前には先生が待っていて、「はい君たちは廊下に立ってなさい」っていう流れが、ぼくの日常でした(笑)。

 テレビっ子で、よく見ていた番組は『天てれ』(『天才てれびくん』NHK) 。もちろん『仮面ライダー』も昔から大好きでしたよ。幼稚園の年長からバスケを始めたんですが、そのきっかけが『天てれ』に出ている“てれび戦士”が、バスケのハンドリングをやっているのを見たこと。カッコいいなと思って、やりたいと親に言って。小学校のクラブみたいなところに、週4日、習いに行っていました。

 コーチは、ものすごくスパルタ!  話もすごく長い人でしたね。ある日、コーチの話を聞きながら“あれ?もしかしておれって人のオーラが見える……?”って思ったことがあって。もちろん全然見えないんですけど(笑)、そんなことを考えていたときもあったなぁって、鮮明に覚えています。まぁ言ってしまえば、あまり話を聞いていなかったのかもしれない(笑)。

 コーチにめちゃめちゃ走らされていたので、足は速かったです!  学校の持久走大会では、ずっと1位をとっていました。

小学生のころの永田聖一朗さん ※本人提供