ドラマ特区『年下童貞くんに翻弄されてます』で年下から“翻弄される”性に奔放な女性を演じる森香澄さん。「令和のあざと女王」ともいわれるバラエティでおなじみの「あざとい」キャラクターがドラマにどう生かされているのか? さらに、キャリアの転機となったテレビ東京のアナウンサーから俳優への転身、その決断の背景や思いなどを語っていただきました。子どもの頃の思いなど現在の「森香澄」を形作ったものとは?【第1回/全4回】

森香澄 撮影/有坂政晴 スタイリスト/コバヤシリョウコ ヘアメイク/住本彩

 ドラマ『年下童貞くんに翻弄されてます』では、性に奔放で男性を翻弄する女性・今井花恋を演じる。そんな花恋が、柏木悠演じる年下男子に出会い次第に翻弄されてしまう、というのが見どころだ。

「正直、最初に『年下童貞くんに翻弄されてます』というタイトルを聞いたときはびっくりしました(笑)。ただ、原作や台本を読み進めると、ラブコメではありつつも、ハートフルでヒューマンドラマ的な一面もあって、ピュアなストーリーだなと思いました。こういうピュアな恋愛ストーリーを演じるのは初めてだったので、どうなるんだろう、という思いもありましたし、柏木悠さんがお相手役と聞いて、絶対に爽やかな作品になるなというのは感じたので、クランクインを楽しみにしていました」

 今回演じる花恋というキャラクター、どう捉えて撮影に入っていったのだろう。

「恋愛に対して、ちょっと軽く考えてるというか、性に対しても奔放な女の子で、誤解されがちな部分があるんですけど、花恋には色々な過去があって、それを抱えた中で、鎧のように自分を固めているという面もあるんですよね。そこは共感する部分はありました。私もテレビに出ているキャラクターでいろいろ誤解されることがあるので、そこは花恋と重なるな、と思いながら演じました」