共演の志田未来から「本田さんずっと喋ってますね」って
本田さんが演じるのは、北くんに一目ぼれをした看護師の浅田南。彼女は、持ち前の天真爛漫さで北くんへ猛アタックを仕掛ける。
「南はかなり元気で破天荒。だけど看護師でもあるので人を助ける、守る気持ちが根本にはあるので根は優しいコ。本気で北くんを取りに行く、いわば狩人みたい。南が北くんに対しての思いが一直線な様に、私も好きなゲームや漫画に対しては気になったら全部掘りたいと思うので、そこは共感できますね(笑)」
南という役を演じるにあたり、彼女が意識しているのは内面から溢れ出るエネルギーだという。
「明るくて元気なのでメチャクチャ声が大きくなっちゃう。志田(未来)さんからも、“本田さんずっと喋ってますね”って言われましたけど、私の中ではカットが掛かるまでは止まっちゃいけないという決まりごとみたいなのがあって、それに従っているだけなんです。監督もなかなかカットを掛けないので。すごくパワーを使うので、お芝居を離れプライベートでの日常生活での声が段々小さくなってきましたね(笑)」

コミック原作でありながら、ビジュアルを忠実に再現するよりも、南の「遠慮のない感じ」といった内面を膨らませ、自分なりの表現を追求していると語る。劇中での共演者たちとの会話バトルはアドリブも多く、その熱量の高さが見どころのひとつだ。
「セリフとセリフの間に、ちょっと突っ込んだり茶々を入れるというアドリブが多くて、“休んでる暇がない”って志田さんも仰っていましたが、確かにその通りで」