20歳で俳優デビューした吉沢悠。初主演ドラマとなったドラマ『動物のお医者さん』は、放送から20年以上経つが今も根強い人気を誇る。昨年からは、ロングラン公演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で、3年目キャストのハリーをWキャストで好演。大役を1年間にわたって見事に演じ、俳優としてのキャリアにさらなる厚みを持たせている。そんな吉沢さんのTHE CHANGEとはーー。【第2回/全4回】

1997年に芸能活動を開始した吉沢さんは、2005年に一度、芸能活動を休止。翌年に、芸名を改名して活動を再開した。
――悠(ゆう)から本名の悠(ひさし)読みに芸名を変えましたよね。
「役者って、やっぱりどこかでひとつ覆っているものがあるんです。その真ん中にあるのが自分自身なんですけど、年齢を重ねていくにつれて、よりその中心にある核の部分が大事になってくると、僕は思っています。悠(ひさし)はもともと親が付けてくれた名前です。事務所とも話し合って、自分の核があったうえで、役を演じていこうということで本名にしました」
――長年、芸能界で活動されてきて、特に仲のいい方はどなたになりますか?
「伊藤英明さんです。年齢的には彼が4つ年上なんですけど、20代のときに、ちょっと距離のある感じで“伊藤さん”と呼んでいたら、“お前、そういうのやめようぜ”と言われて。“じゃあ、ヒデでいい?”と、そこから始まって、要所、要所で繋がるようになりました。最初、すごくパワフルな人で、自分が持ってないものを持っている面白い人だなと思いました」