朝ドラ『カムカムエヴリバディ』プロデューサーの言葉で心が奮い立った

 いまも朝ドラの名作として語り継がれる『カムカムエヴリバディ』は、“安子・るい・ひなた”という3人のヒロインが紡ぐ、100年の物語。安子役とひなた役は約3000人以上が応募したというオーディションで選ばれた。

「ひなた役に選んでいただいたこと自体、めちゃくちゃ嬉しかったんですけど、プロデューサーさんが“川栄さんは絶対に役者を辞めないと思ったから、ヒロインに選びました”とおっしゃってくださったことが、本当に嬉しかったし、役者を続けていこうと心を奮い立たせてくれた言葉でした。そして“これまで、オーディションに受からずにいてくれて、カムカムのためにとっておいてくださって、ありがとうございます”とまで言ってくださったことは、最高のエールでした」

 撮影は主に京都や岡山など西日本で行われることになったが、当時、川栄は俳優であると同時に、まだ幼い我が子のママでもあった。ただでさえ過酷なことで知られる朝ドラヒロインと、ママ。彼女はどうやって両立させたのだろう……。

(つづく)

川栄李奈 撮影/有坂政晴

かわえい・りな
1995年2月12日生まれ、神奈川県出身。2010年にAKB48のオーディションに合格して、デビュー。15年にグループを卒業し、俳優として数多くの映画、ドラマ、舞台で活躍。主な出演作は、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』『カムカムエヴリバディ』、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK)、『3年A組−今から皆さんは、人質です−』『となりのナースエイド』『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』(日本テレビ系)、映画『恋のしずく』(2018)『変な家』(2024)『ディア・ファミリー』(2024)、舞台『AZUMI幕末編』(2015)『戦国編』(2016)『千と千尋の神隠し Spirited Away』(2024)など

川栄李奈 1st写真集『youphoria』
8月22日発売
主婦と生活社刊
定価:3,300円(税込)
撮影:東 京祐
総ページ:128ページ
判型:B5変形
公式オフィシャルサイト:https://rina-kawaei.com/