“ダンス”がここ数年で、随分と私たちの身近なものに

 確かに、彼女が踊ってきた15年ほどで、ダンスを取り巻く状況はずいぶん変わった。動画サイトの普及で、これまでは限られた人たちだけのものだったダンスが、誰でも気軽にできるものになり、昨年はブレイキンがパリオリンピックの競技となった。

「以前は、ダンス……特にヒップホップやブレイキンなどストリート系ダンスをやっている人は、ちょっと不良みたいなイメージがあったと思うんです。派手な格好でメイクしてワイワイやってる、みたいな。そのイメージが、いい意味で変わってきたな、と思います。そんなこともあって、最近、“わたしもダンスをやっていればよかった”という声を聞くようになりましたが、何歳からでも全然遅くないので、興味がある人にはどんどん踊ってほしいと思っています!」

──読者に、ダンス完コピのコツを伝授するとしたら?

「わたしは、歌詞とリンクさせて覚えることが多いです。この歌詞のときはこの動き……というのをワンフレーズずつ覚えて合体させると、完コピに近づけると思います!!」

伊原六花 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/瀧川里穂 スタイリスト/矢部うらら

いはら・りっか
1999年6月2日生まれ。大阪府出身。2018年に『チア☆ダン』(TBS系)でドラマデビュー。主な出演作に、『ダブリンの鐘つきカビ人間』(2024)、舞台『台風23号』(2024)、連続テレビ小説『なつぞら』『ブキウギ』(NHK)、ドラマ『肝臓を奪われた妻』(日本テレビ系)、『パラレル夫婦 死んだ"僕と妻"の真実』(関西テレビ・フジテレビ系)、『恋愛禁止』(読売テレビ・日本テレビ系)、映画『リゾートバイト』(2023)『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2024)『少年と犬』(2025)など。2025年11月28日(金)に映画『栄光のバックホーム』が公開予定。
ヘアメイク:瀧川里穂
スタイリスト:矢部うらら
セットアップ: Mizuid 03-6303-2746 https://mizuid.com/
リング: colza flap  https://colzaflap.thebase.in/

パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』
原作=ゲオルク・ビューヒナー
翻案=ジャック・ソーン
翻訳=髙田曜子
上演台本・演出=小川絵梨子
出演=森田剛 伊原六花 伊勢佳世 浜田信也/
中上サツキ 須藤瑞己 石井舜 片岡蒼哉/冨家ノリマサ 栗原英雄

東京公演:東京芸術劇場 プレイハウス
2025年9月23日(火・祝)~9月28日(日)
11月7日(金)~11月16日(日)(リターン公演)

岡山公演:岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
2025年10月3日(金)〜10月5日(日)

広島公演:広島JMSアステールプラザ 大ホール
2025年10月8日(水)~10月9日(木)

福岡公演:J:COM北九州芸術劇場 大ホール
2025年10月18日(土)~10月19日(日)

兵庫公演:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2020年10月23日(木)〜10月26日(日)

愛知公演:穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
2025年10月31日(金)〜11月2日(日)

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/woyzeck

パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』