今回は、日本と韓国でアイドルとして人気を博し、現在は俳優として活躍中の矢吹奈子さんが登場。彼女が出演する9月16日スタートのドラマ『君がトクベツ』(TBS系)の撮影秘話から、憧れの俳優さんの話、パーソナルな話などなど、たくさん聞かせてもらいました!【第1回/全2回】

――アイドルグループ『HKT48』を2023年4月に卒業してから約2年半。振り返っていかがですか?
「少しは成長できたかなって思っています。グループにいた頃と違って一人で行動するのが初めてだったので、最初の頃は、どの現場も毎回、すごく緊張していたんですけど、最近は、“どうやって動こう”みたいなことまで考えられるようになったので」
――気持ちのうえで少し余裕が出てきた感じ?
「ちょっとだけ(笑)。でも全然、まだまだです。現場で学ぶことって、まだたくさんあるので、いっぱい吸収して、自分のものにして表現につなげられたらいいなって思ってます」
――『HKT48』在籍中には人気メンバーとして活躍し、後に日韓合同のグローバルガールズグループ『IZ*ONE』のメンバーとしても活動しましたが、韓国では、どんなものを得ましたか?
「表現のし方ですね。韓国では歌とダンス以外に、表情の練習の時間があったんです。鏡の前に立って歌を一曲流している間、ダンスとかパフォーマンスはせずに、表情だけで表現する練習の時間があって」
――それは難しそう!
「表情でと言ったら、ファンサ(ファンサービス)のイメージしかなかったから。カッコいい表情の作り方とかって、ここまでやらなきゃいけないんだってことを学びましたね。例えば、髪の毛が踊る感じとか、頭の使い方も、表情で表現するのに重要なんです」
――なかなか奥が深いですね。そんな矢吹さんは、アイドル卒業後は俳優業にシフトしました。今年放送されたドラマ『御上先生』(TBS系)など、学生役が多いですよね。
「そうですね。あとは明るいキャラが多いんですが、そういうイメージがあるみたいですよね。だから、今後は真逆のミステリアスなキャラとか悪女とか、静かめとか、おっとり系のキャラを演じてみたいです」