結婚したいのは、頼りがいがあるお父さんみたいな人
ーー写真週刊誌に撮られたら、目も当てられませんもんね。
「その一瞬で、人生終わるんですよ。ほんとにデートしていたらしょうがないけど、マスコミの一方的な切り取られ方で、そう見られたら、すごくもったいないじゃないですか」
ーーおっしゃる通りです。男友達と恋人の境界線は?
「頼りがいがあるか、ないか(笑)。お父さんみたいな人かな。私、自立できてないって思う部分も、すごくあるんですよ。
18歳から、この仕事を始めていますけど、親もすごく過保護に育ててくれたので、自分でも生活力低いなって思うことが多いんです。料理も自分では月2回ぐらいしかしないし(笑)。後片付けや掃除だって苦手です」
ーー自慢になりませんよ。
「(笑)。そういうのを“やってやったぜ”って感じではなくて、サラッと楽に頼らせてくれる男性はいいなって思います」
ーー心が許せるかどうか、ってことですね。
「私、考えすぎちゃって言葉にできなくなって悩んだり、人の顔色を見過ぎて足踏みしちゃうことが多いので、そういう不器用なところを、ちゃんと理解してくれる人、いつも笑っていなくても、許してくれる人がいいなって思いますね」

ーー理想のデートはありますか?
「昼間から代官山や表参道とか、オシャレな場所で手をつないで歩きたいですね。もうアイドルじゃないし、恋愛禁止でもないから」
ーー結婚については?
「35歳までは、仕事も恋愛も本腰を入れようって決めました。だから、そのときを逃したら、結婚のことを考えるのは止めようかなって思っています」
ーーでは最後に、これからの抱負を聞かせてください。
「ジャンルに捉われずに何でもやっていきたいですね。誰かにとっては元アイドルの須田亜香里でもいいし、誰かにとってはバラエティ番組で見かける須田亜香里でもいい。自分の能力をさまざまに使って生きることが、自分に自信を付けさせてくれるし、人としての厚みを与えてくれていると思います。自分が活躍できるフィールドみたいなものを増やしていきたいですね。卒業コンサートでも言いましたが、やっぱり、「人生に、きっと限界はない」と思っているんで」
須田亜香里(すだあかり)
1991年10月31日生まれ、愛知県日進市出身。A型。T159。2009年11月にSKE48第3期生としてメンバーに加入。SKE48チームEリーダーを務めた。2016年・2017年のAKB48選抜総選挙では2年連続で「神セブン」に選ばれ、2018年には2位の座を獲得。グループ在籍中は「握手会の女王」とも呼ばれた。2022年11月、同グループを卒業し、以降ソロで活躍。主なドラマ出演作は、『around1/4 アラウンド・クォーター』『かっこいいスキヤキ』『土曜ドラマスペシャル1942年のプレイボール』など。中日新聞でエッセイ「須田亜香里のてくてく歩いてく」を連載中。
映画『男神』は9月19日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国公開
監督・脚本:井上雅貴、
出演:遠藤雄弥、彩凪翔、岩橋玄樹、須田亜香里、カトウシンスケ
配給:平成プロダクション
(c)2025『男神』製作委員会
公式サイト: https://otokogami-movie.com/