ソロアーティストとして日本と米・ロサンゼルスの二拠点生活を送りながら活動している岩橋玄樹。アーティスト活動の傍ら、9月19日公開の『男神』で映画初出演を果たすなど、俳優としてのキャリアも着々と積んでいる。そんな岩橋さんに、俳優業とアーティスト活動のこと、さらに自身にとっての「CHANGE」や「アイドル」についてなどを聞いた。【第4回/全4回】

岩橋玄樹 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/村澤柚香 スタイリスト/河田威尊

 10代の頃から「アイドル」たちに囲まれ、そこでトップアイドルを目指してきた岩橋玄樹さん。そんな岩橋さんが思う「アイドル」の在り方や、自身にとっての「アイドル」とは?

――岩橋さんは「アイドル」という肩書や言葉にどんなイメージがありますか?

「アイドルって、英語では”idol”と表記されるんですが、本来の意味は“偶像”や“信仰の対象となるもの”、 もしくは“多くの人が憧れのまなざしを向ける存在”という意味があるんです。僕はファンの方にとって、応援していても恥ずかしくないような人になりたいと思っています。

 前の事務所にいた時は、本当に“アイドル帝国”だったので、先輩とかもぶち抜いて、No.1のアイドルになる気持ちでずっといたんです。でも、辞めていろんな世界を見るようになって、様々なジャンルのアーティストがいることを知りました。

 だったら僕も、アイドル1本だけじゃなく、アイドル目線でも見せられて、自分の好きなジャンルの曲も歌えるアーティストになろうって思ったんです。なので『アーティスト』というすごく便利な言葉を見つけたなと思います(笑)」