岩橋玄樹さんにとっての「アイドル」とは?
――確かに「アーティスト」という職種の中に、アートやデザインといった様々な表現活動も含むことができますね。ソロになって、ファン層の変化は感じていますか?
「僕のファンやライブに来てくれる人の中には、僕と同世代の方だけではなく、結婚している方やご夫婦でいらっしゃる方、“最近、子どもを産みました”という方や“岩橋さんのお母さん目線で応援しています”っていう、いろんな世代の方がたくさんいるんです。僕のエンターテインメントを通じて、愛や幸せを皆さんに届けたいと思っているので、いろいろな方の目線で見て、応援してくれることがすごく嬉しいです。
先日も、『愛♡魂 -icon25-』っていうコンサートをやったんですけど、これは一年に一度、僕がアイドルへのリスペクトを表現して、他のアイドルの方の曲をカバーしたり、自分の曲を披露するイベントなんです。それも、自分がアイドル帝国で育って培ったものがあるからこそ、今の僕がアーティストとして“アイドル”を客観的に、リスペクトして魅せることができるコンサートで、それこそ日本にいるときだからできることだなと思います」

――岩橋さんのアーティスト活動の一環として“アイドル”があるということですよね。そんな岩橋さんにとっての、今のアイドルは誰でしょう?
「僕にとってのアイドルですか? そうだなぁ……やっぱりロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手ですね」
――そこはやはり、野球選手なんですね(笑)。
「そうですね。もっと言えば、ドジャースの選手の中でももっとコアな選手の名前を挙げたいんですけど(笑)。やっぱり大谷選手は日本を代表して世界に挑戦しているし、そこで活躍していろんな人に夢を与えているので、本当にかっこいいなと尊敬しますし、僕にとってのアイドルですね。
あそこまでの成績を残すには相当の努力が必要だと思うんです。ジャンルは違いますが、僕もアーティスト活動をずっと続けていく中で、自分がみなさんに届けたいものをずっと信じていけば、僕も大谷選手のようにたくさんの人に勇気や希望を届けられるのかなと思っています。LAにいると、“近くのドジャー・スタジアムで大谷選手が活躍しているんだな”と思って、テンションが上がります。それもアメリカに来てよかったことの一つかもしれないです」