ネガティブなことを書いても…「自分の中でひとつルールを決めた」
「最初は、その日のレッスン内容や、心に留めておきたい言葉などを記すために書き始めたノートだったのですが、自分の中でひとつ、ルールを決めていました」
──ネガティブなことを書いたとしても、最後は必ずポジティブな言葉で締める。
「コロナ禍で誰にも会えなくなってからは、毎日ひとりで身体を動かしてノートを書いていました。読み返してみると『貪欲』という言葉が何度も出てくるんですね。いまはもうノートは書いていないけれど、あのときに必要だと思った貪欲さは絶対に忘れてはいけないと肝に銘(めい)じています。役者は、自分に満足したらそこで終わりだと思っているので……」
やがてレッスンが再開され、中沢元紀はレッスン生から、所属俳優へと進み、配信ドラマで俳優デビュー。23年10月から放送されたドラマ『下剋上球児』(TBS系)で注目を集め、25年上半期の連続テレビ小説『あんぱん』でその人気は全国区となる。

なかざわ・もとき
2000年2月20日生まれ、茨城県出身。22年にウェブCMドラマ『メゾンハーゲンダッツ~8つのしあわせストーリー~』俳優デビュー。ドラマ『下剋上球児』(TBS系)『ひだまりが聴こえる』(テレビ東京)『最後の鑑定人』(フジテレビ)、映画『沈黙の艦隊』、主演映画『ファストブレイク』など、話題作に出演。待機作に、連続ドラマW-30『ストロボ・エッジ Season1』(10月31日放送・配信スタート)舞台『シッダールタ』(主演・草彅剛)、映画『君の顔では泣けない』(11月14日公開)、『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(12月5日公開予定)が控える。
ヘアメイク/速水昭仁
スタイリスト/田中トモコ
衣装協力/CULLNI、ロックポート
中沢元紀ファースト写真集『ルート』
10月1日発売
ワニブックス刊
価格:3,740円(税込)
撮影:瀬浪歌央、多田悟、本多晃子、宮脇進(50音順)
総ページ:168ページ
判型:B5版
https://www.wani.co.jp/special/motoki-nakazawa/
