端正なルックスと、確かな演技力で、青春ドラマから社会派作品、コメディから骨太なヒューマンドラマまで、幅広いジャンルで見る者を魅了してきた俳優・杉野遥亮。

杉野遥亮 撮影/冨田望 ヘアメイク/佐藤友勝(Rond)スタイリスト/井田正明

 最新作の映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』では、13年のときを経ておとなになった主人公の恋人を繊細に演じている。そんな彼が語るTHE CHANGEとは──。【第1回/全3回】

「令和イチ泣ける」と話題になった、芥川なお氏のベストセラー小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、15歳で余命半年であることを宣告されるヒロイン・桜井萌(當真あみ)と、初恋の相手・佐藤日向(齋藤潤)の切ない恋を描くピュアなラブストーリー。杉野遥亮が演じるのは、13年後のおとなになった日向だ。

「同じ人物を演じる齋藤くんとは、佐藤家の家業である醤油工場でのシーンでご一緒することができました。日向について、それほど多くを話し合ったわけではありませんが、試写を見た方々から“雰囲気がすごく似ていた”と言っていただけたので、ホッとしました」