端正なルックスと、確かな演技力で、青春ドラマから社会派作品、コメディから骨太なヒューマンドラマまで、幅広いジャンルで見る者を魅了してきた俳優・杉野遥亮。

最新作の映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』では、13年のときを経ておとなになった主人公の恋人を繊細に演じている。そんな彼が語るTHE CHANGEとは──。【第2回/全3回】
「小学生のときは、テレビに出ているのは、天界の人だと思ってました(笑)。それくらいキラキラして特別な存在だったし、トイレなんて絶対に行かないと信じていました(笑)」
ほのかな憧れは、いつしか「ぼくもあんなふうになりたい」という気持ちに育っていく。
「でも、とてもじゃないけど口には出せませんでした。恥ずかしくて。絶対にバカにされると思っていたし、自分とは全然違う世界だと思っていた。なにしろ、天界ですからね(笑)」