オファーを受けたときは「ムリムリって感じ」それでもグラビアに再挑戦した理由

──写真集の前に、『FRIDAY』(講談社)でグラビアを披露されています。オファーを受けたときはどう思いましたか?

「いやいや、もうびっくり。ムリムリって感じで、一度は断りました」

──どういう流れで受けることになったのでしょう?

「女性の編集者からのオファーだったんですが、その方は私がグラビアをやっていたときを、リアルタイムで知らない世代なんです。その方に“若い世代や私と同じ世代が見て、すてきだなと思える写真を撮りたいんです”と言われて、それで心が動いたんです」

──久しぶりの撮影現場でしたが、変化は感じましたか?

「いちばん違ったのは、私が20代のころはカメラがフィルムだったんです。いまはデジタルで、撮った写真をパソコンで確認しながら撮影していくので、効率が格段に違いますね。かかる時間や撮影する量も、ものすごく減っていました」

──撮られていても楽でしたか?

「光の具合とか、自分がどう撮られているのか、こう撮ってもらったほうがいいなとかがリアルタイムでわかるので。それは私だけでなく、カメラマンさん、メイクさん、衣装さん、みなさんもわかるので、スムーズに進みました。昔は“これはいいんだけど、ここはダメ”っていうのが、たまにあったので。そういう意味では撮影の量も半分ぐらいになっていました」