27年にわたって愛され続けるスピッツの名曲「楓」を原案に、行定勲監督が珠玉のラブストーリー映画『楓』を完成させた。その映画で、大切な人を失う運命と向き合う主人公を演じた福士蒼汰さんに、双葉社 THE CHANGEではインタビューを敢行。本作の撮影や作品への思い、さらには、俳優デビュー以来、歩んできた道のり、そして、その道中で生まれた「CHANGE」の瞬間について、話を聞いた。【第5回/全5回】
10代で俳優デビュー。海外に視野を広げ、30代に入って役者としての幅を広げてきた福士さん。今後については、どんな思いを抱いているのだろう。
「今後も変わらないと思います。日本の仕事もしながら、海外の仕事も半々でやっていけたらいいなと思っています。日本か海外か、どっちかになる方も多いと思うんですけど、この間、仲野太賀くんと食事しているときに“二足のわらじって、やり方次第で履きこなせるよね”って話をしたんです。“二兎を追う者は一兎をも得ず”というけれど、二兎を追う者しか二兎を得る可能性はないわけで、だったら最初から二兎を追ってみたいです。きっとこれからもそうやっていくし、そうやっていきたいなと思います」