「それぞれの衣装に真っ赤な色を入れてね」監督・中村雅俊が“どうしても”とこだわったシーン
監督を引き受けると決めたとき、どうしても撮りたいシーンがあったという。
「連続ドラマで最初に撮った、坂道のシーンの再現です。まだ何者でもない若者3人を象徴するシーンを、いまのおれたちでもう一度やりたかった。普通の格好(かっこう)じゃつまんないから、それぞれの衣装に真っ赤な色を入れてね」
映画化の話が持ち上がったとき、グズ六役の秋野太作は、“旧シリーズを超える作品はできないから”と、出演を躊躇(ちゅうちょ)し、クランクインが近づいたころに「出演されないのならグズ六は死んだことにしますが、どうしますか?」と確認されたと明かしている。
「運良く、メインの3人が元気にしているんだから、できてよかったよね。すでに他界された出演者もいて、脚本の鎌田(敏夫)さんは苦労されたんじゃないかな。しかも、できあがった脚本に、中村雅俊監督は文句を言うし(笑)」