1974年のデビューから52年目に突入。解散・休止・メンバーチェンジもなくコンサートツアーを続け、昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜けてきたTHE ALFEE。2024年にはNHK「紅白歌合戦」にも出場し、ライブチケットは軒並みソールドアウト。古希を超えて再ブレイク中の彼らが、最新アルバム『君が生きる意味』をリリースした。楽曲への想い、バンド人生における「CHANGE」の瞬間に迫った。【第3回/全4回】
1974年にデビューしたTHE ALFEE。ブレイクのきっかけは1983年にリリースした16枚目のシングル『メリーアン』の大ヒットだった。同年、NHK紅白歌合戦に初出場。バンドとしても大きな「CHANGE」となった、激動の80年代について、あらためて振り返ってもらった。
――『メリーアン』がヒットし、初めての紅白出場。当時の心境はいかがだったのでしょうか。
高見沢 「エンタメの世界も変わりましたからね。当時は大御所の皆さんもいらっしゃいましたし、全然雰囲気が違いましたよ。2024年に70歳で紅白に出ましたけど、(初出場のときは)三波春夫さんが60歳だったとお聞きしました」
桜井 「すっごい大御所でしたよ」
高見沢 「村田英雄さんが54歳とか。それも関係者から聞いて、“え、そうだったんだ!?”みたいな。僕らはそのとき、28~29歳だったから。
やっぱり、すごい世界じゃないですか。なんかそういう場所に入ったときに、「俺たち、出ていいのかな?」と思うぐらい、すごく敷居が高かったんですよね。そんな感じがした記憶がありますね」
坂崎 「ザ芸能界ド真ん中ですね。今やレジェンドの沢田研二さんとか千昌夫さんとかも僕らと同じ地下の大部屋なんですよ」
――揉めたりはしないんですか!?
桜井 「いやいや、それはないですよ。千さんはマネージャーに飲み物を買いに行かせて、皆におごってくれたんですよ。で、“飲んだな? 飲んだな!?”って(笑)」
全員 「ジョークですよ!!」
坂崎 「今の時代はまったくそのときとは違いますからね。CHANGEですよね。うちらも大御所感ないけど、うちらより10歳も下の人がね、下手したら一まわり下の人が、当時は大御所だったわけでしょ。
今は60歳でも、あんまり貫禄ないよね、若いよね。だってTUBEの前田(亘輝)も還暦でしょ。若いヤツから見たら貫禄あるのかもしれないけど」
高見沢 「いいと思うんですよ、古き良き貫禄というのも。ただ、僕自身、そもそもそう言う感覚がないんですよね。圧を感じさせるような存在にはなりたくない、というのはありますけどね」
坂崎 「新たな大御所ですね。シン大御所(笑)」
――THE ALFEEのライブは大御所感というより、現役バリバリの激しいステージですよね。
高見沢「僕らみたいな古希バンドがハードなステージをやっていれば、見た方は元気になるって言われますから、よりエンジンはかかりますね(笑)」