「言ったらええねん!」ガラリと変われた母からの発破
「そういうのって関西弁で“あかんたれ”って言うんですけど、私は母から“アンタはほんまにあかんたれやな”って言われてきたんです。たとえば、小学校中学年くらいで初めてダンス教室に通い始めたときも、いつもずっと1人でした」
そして「ほんまに忘れられないことがある」と、真剣な表情で教えてくれた。
「女子小学生って、みんなで輪になってしゃべったりするじゃないですか。ダンス教室でも、みんなが輪になってしゃべっていて。私は遅れて教室に通い始めたからその輪に入れなくて、いつも誰かの後ろにいるだけでした。そんな私に対して、母が“友達できた?”って聞いてきたんです」
榎原さんが正直に「しゃべられへん」と打ち明けると、母親は発破をかけてくれた。
「じゃあ、“仲間に入れてって言いなさい!”って。“一緒にしゃべりたいって1回言うだけやから、いいから言ったらええねん!”って。それで、勇気を出して“しゃべろう”と言ったら、“うん、しゃべろうー!”って返ってきたんです。このとき、“自分から言ったら、このツラい状況がなくなるんや”ということがわかって、その日からガラリと社交性を持てるようになりました」
──お母さまのひと言で、世界が一変したんですね。
「そうですね。まさにCHANGEですよ。それがのちに、上京やグラビア挑戦するマインドにつながったのかもしれないですね。上京に関しては、海外を旅した経験も大きいと思います。だって普通、どんなに社交的な人でも“すぐに東京に行ってみよう”とはならないじゃないですか。当時は26になる年で、勇気が出しにくくなる年齢でもありましたし」
──そうですね。安定した生活を求めたくなる年齢です。
「女性は特に、結婚や出産を見据えると“ギャンブルしないほうがいいんじゃないかな”という考えにたどり着く。でも私は、そうは思えなかった。“あのとき、海外で危険な目にあっても、行ってよかった”"あのとき、着の身着のまま上京してよかった”としか思えないんです」
グラビアも同様だった。自ら「やると言った」榎原さんは、いつだって主体的だからこそ、運をつかみ続けているのだろう。
榎原依那(えのはら・いな)
1997年10月16日生まれ。大阪府出身。2023年末に芸能事務所・sejuへ入所し、2か月後の2024年2月29日に『FRIDAY』(講談社)でグラビアデビュー。同年10月23日には早くも、1st写真集『Inaism』(講談社)を発売した。その後も数々の雑誌の表紙を飾り、2025年12月には2nd写真集『I am Ina』(講談社)をリリース。関西弁と明るいキャラで、バラエティ番組でも活躍している。インスタグラムでは保護犬の譲渡会を告知するなど、社会的な活動も行っている。
タイトル: 榎原依那 2nd 写真集「I am Ina」
撮影:Takeo Dec.
価格:3,300 円(税込)
発売日:2025年12月3日
仕様:128 ぺージ
ISBN:13978 4065416549
出版社:講談社

