「一人が楽しいと思った瞬間こそが、いちばん無敵」
──一方で、役者として活躍される中では共演者も増えますし、出会いも多いのではないかと思うのですが。
「確かに役者の世界は人と出会う機会は多いのですが、現場が終われば別れがありますし、次の現場に行けば新たな出会いがあるのが当たり前。だから、毎回感情を入れてしまうと人間関係に疲れてしまうし、そこに時間を使うのがもったいないと感じてしまうようになったんです。だから、現場でギュッと仲良くなっても、あまり引きずらない。そうするうちに何かに依存しないようになりました」
──それは、キャリアを重ねていくなかで見つけたことですか?
「実際、若い頃は何かに依存してしまうこともあったのですが。いまでは“自分で自分を満たす”、“一人で完結できることがいちばん幸せだ”って、気が付いたんです。そうしていくうちに、ちょっとイヤなことがあっても、忘れられるまでの時間が1年かかっていたのが半年になったりと、どんどん短くなっていったんです」
──自分の軸をしっかり持つようになったということですね。ほかにも、大事にしているポリシーはありますか?
「“一人の時間の心地よさを忘れないこと”でしょうか。一人の時間を寂しいと思う人もいるかと思いますが、私からすると、一人が楽しいと思った瞬間こそが、いちばん無敵だと思うんです。その時間こそ、マインドがいちばん安定している瞬間だと感じます」