1980年代後半から1990年代にかけて、爆発的な人気を誇ったスーパーアイドルグループに在籍した佐藤寛之さんと山本淳一さん。ソロで活動を始めてからも、ずっと交流を持ち続け、2023年には『ふたつの風』を結成。固い絆で結ばれ、今年はビルボードライブという格式あるステージに立つ。時代にセンセーションを巻き起こした2人にとって、人生最大の“THE CHANGE”とは、いったい何か?【第7回/全9回】
近藤真彦さんに憧れ、自ら履歴書を送って芸能界入りした山本淳一さん。すべてのはじまりであるこの出来事は“感謝”の連続で、多忙な学生時代を支えてくれた母親にも、大きな感謝を抱いているという。
山本「子どものころ、オーディションを受けたいと親を説得して、実際に受けさせてもらいました。そして、『合格です』と電話をいただいたときは本当にうれしかったですね。デビュー後は、活動が一気に忙しくなりましたが、僕は高校に通い続けることができました。2~3時間の睡眠しか取れなかったこともザラでしたから、今思うと過酷すぎますが(苦笑)」
睡眠時間を削りながらも、芸能活動と学生生活を両立できた背景には、母の厳しさと愛情があった。
山本「母親からすれば、息子の体を思うと眠らせておきたかったんじゃないかと思います。だけど、僕が高校を卒業したいと言ったから、心を鬼にして母は『学校に行きなさい!』と叩き起こしてくれました。そうやって支えてくれた母も、少し前に旅立ちました。それも、再び立ち上がる動機になっているような気がします」
当時、学校帰りに制服を着たまま番組収録に直行することも多かったというメンバーたち。また、解散より1年先に脱退を経験している佐藤さんは、歌番組にはまた違った思い出があるという。