中学生で芸能界入りし、10代の頃からテレビドラマや映画で存在感を放ち、2019年には映画『カツベン!』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した黒島結菜さん。2022年には“朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインを演じるなど着実にキャリアを積み、5月8日には最新主演映画『未来』が公開される彼女は、自身の“THE CHANGE”をどう捉えているのか。【第3回/全8回】
数々の映画やテレビドラマで存在感を示し、今年5月8日公開の主演映画『未来』では教師役に挑戦した黒島結菜さん。撮影中は“子どもの視線”が刺さり続けた。
「今回、この作品を通してすごく印象的だったのは、子どもが大人を見る目でした。たしかに私も自分が小さかった時、大人をよく見ていたなと思います。でも、大人になると子どもに見られているという意識がなくなってくる。今回、“教師”という大人を代表するような立場になって過ごしてみて、“見られていること”の怖さを感じました」
子どもは大人の写し鏡、とはよく言ったものだ。純粋な目で大人の何気ない所作、立ち居振る舞いを見ていて、それを“学習”する。子どもが生まれた黒島さんは、強くこれを感じている。
「幼くても私のクセをよく見ているんですよね。相手が子どもだからこそ、変な言葉遣いとか変な行動ができません。
たとえば、子どもが鼻をかんだ後にティッシュで軽く鼻の穴を拭いていて、“どこでそんなこと覚えたの!”とびっくりしたけど、私の真似をしたんだって気づいて……(笑)。だからもうやめようと思ってます」