デジタル時代の今だからこそ舞台を“生”を観るべき理由「おもしろいこと間違いなし!」

 確かに、幕が開くまでのワクワク感、音楽が鳴って俳優たちが歌い、踊り、客席から彼らの息づかいを感じ、劇場にいる人たちが一体となって感動を共有できるのは、ミュージカルの舞台だけが持つ楽しみだ。

 「ミュージカルは、アンサンブルなどキャストが多いし、オーケストラが入る場合は100人以上の人間が関わっている。そして、劇場のキャパシティも公演期間も限られています。だから、どうしてもチケット代が高くなってしまうのですが、その金額に見合うだけの作品を観ていただけるように頑張っているので、きっかけがあったらぜひ劇場に足を運んでいただきたいですね」

 そういった意味でも、今回の『アイ・ラブ・坊っちゃん』はさまざまな人に楽しんでもらえる作品だと、身を乗り出す。

「題材が夏目漱石と小説『坊っちゃん』なので、日本人には親しみがあるし、『音楽座ミュージカル』というオリジナルミュージカルだけをやっている劇団の名作なので、おもしろいこと間違いなし! です」

井上芳雄 撮影/河村正和 ヘアメイク/川端富生 スタイリスト/吉田ナオキ