2024年配信のNetflixドラマ『極悪女王』の長与千種役で丸刈りも厭わず、体当たりの演技を見せてくれた俳優・唐田えりかさん。今春は2本のドラマ出演に加え、夏には2本の出演映画公開も控えている。真摯に挑戦し続ける唐田さんのCHANGEとは?【第4回/全5回】
“俳優・唐田えりか”に大きな影響を与えた出来事を挙げるとすれば、映画『寝ても覚めても』(2018年)での濱口竜介監督との出会いだったという。
「濱口監督に出会うまでは、お芝居というものが全然楽しくなくて。何のためにやっているのか、芝居の魅力も分からなくて、私には向いていないんじゃないかなってマイナスな思いばかりだったんです。
そんな時に濱口監督にお会いし、『役作りの仕方が分かりません』とイチから一緒に役作りをしてもらって。お芝居の世界で1人の人間として生きる上で大事な、役へのアプローチの仕方や準備の仕方などの根本というか、『ここまで準備しないとダメなんだ』というのを痛感しました。
それまでは芝居をすること自体を頑張っていたんですけど、濱口監督に出会ってからは『芝居って芝居をしなくて良いんだ』ってことに気付いて楽になったんです。自分の考えとか感覚が大きくガラって変わった経験のひとつでもありました。
それからは『芝居が出来ない』という思いから、『知らない、分からないからやりたい』という思いに変わりましたね」