ジャンルレスにドラマや映画で活躍する俳優の黒谷友香さん。近年は東京と千葉の二拠点生活を送るライフスタイルにも注目が集まっている。俳優生活、そして自然の中で感じた、THE CHANGEとは。【第1回/全5回】

黒谷友香 撮影/冨田望

 目の覚めるような赤のトップスで、ゆるく巻いた髪の毛をなびかせながらさっそうと現れた黒谷友香さんは、「よろしくお願いします」と挨拶するや、まずは写真撮影。

 カメラマンが指示せずとも、砂時計を持ちながらさまざまにポーズを変える姿は、さすが、プロフェッショナル。「キレイすぎます!」と声をかけると、
「ありがとうございます」
 受け答えに、さっぱりとした人柄がにじみ出る。

 そんな黒谷さんは、1月11日スタートの特撮ドラマ『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』(TOKYO MX、BS日テレ)に出演する。

 “大人向け特撮アクション”という独自路線で、唯一無二の世界観を作る同作で、黒谷さんは「魔戒法師」を演じる。黒谷さんは、黒を基調としたチュール素材を幾重にレイヤードした、ファッション性の高い衣裳と相性抜群だ。

「デザイナーさんがすごくステキにデザインしてくださって、ほんとうにかわいい。最初にデザインを見た時点で“ステキだな”と思いました。そこから、体にフィットするように、もう何ミリ単位の世界で作ってくださって、動きやすかったです」

ーー動きのある役柄なんですね。

「法術の出る筆を持っていて、その筆で相手を倒したり飛ばしたりするんですが、一人でくるくると舞いながら、バタバタと倒していくんです。舞うことで衣裳がひらひらと広がるようにデザインされていて、ほんとうにキレイだし、楽しい時間でしたね」