アーバンとカントリー「時間の感じ方」の違い

ーー黒谷さんはどんなふうにストレスを発散していますか?

「整理したいなにかがあるときは、森の中で、ネイチャーからエネルギーをもらうために、竹林の中に入ったりします。そこで、竹を見上げるんです。竹がこう、まっすぐ青空に向かって伸びているのを見るのが好きで。足元には笹の葉が落ちていて、それらが音を吸収しているから、すごく静かで。車の音や、人工的な音がまったくない、すーーーんっ……みたいな場所に行くと、リセットできて素の自分になっていく。好きな場所です」

 一方で都会では「部屋でアロマを焚いたり、香りを感じることでモヤモヤをスッキリさせている」という。

「都会ではそんなふうに、一方で千葉では、見たり聞いたり触れたり、五感を刺激することで、スッキリしています」

 アーバンとカントリー、特に大きなちがいは、「時間の感じ方」。

「不思議なのですが、時間の流れは同じなのに、千葉はやっぱり違いますよね。遅く感じるんです。陽が昇って、”昼間だな”と感じたり、影の位置を考えてガーデニングをしたり、キレイな夕日に見惚れたり。都会は電車が分刻みできっちりやってきて”絶対にこの時間に乗らなきゃ!”という環境ですが、千葉はそれがない。”絶対にこの時間!”というのがないから、時の流れ方がちがうのかなと思います」

 現在、千葉の家には「スタッフさんとか、最近たくさん来てくれています」と話す黒谷さん。手料理を振る舞ったり、バーベキューをしたり、アウトドアな環境でもてなしているそうだ。

 自立が、人生の充実を生むーー。黒谷さんは、そんなことを教えてくれているようだった。

■黒谷友香(くろたに・ともか)
1975年12月11日生まれ、大阪府出身。高校在学中に『mc Sister』の専属モデルオーディションに合格しモデルデビュー。その後、女優として様々な話題の作品に出演し、近年では、『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)をはじめ数々のドラマや映画に出演。1月11日よりスタートした特撮ドラマ『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』(TOKYO MX、BS日テレ)にレギュラー出演。放送中のドラマ『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』(テレビ東京系)に出演中。
https://www.tv-tokyo.co.jp/chasergamew/

特撮ドラマ『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』
原作:雨宮慶太
監督:松⽥康洋、⽥中佑和、⽊村好克
アクション監督;鈴村正樹
脚本:兒玉宣勝、吉﨑崇⼆
出演:栗山航、仲野温、中澤実子、黒谷友香、萩原聖人
放送期間:2024年1月~3月
放送局:TOKYO MX、BS日テレ
製作/制作:東北新社