グループ同士の「不仲説」が浮上したことも

 でんぱ組.incを始め、あのちゃんが所属していたゆるめるモ!や、惜しまれつつも解散したBiSHなどが活躍しアイドル戦国時代と呼ばれていた時期は、それぞれのグループが一緒のイベントなどに出演する機会も多かった。一生懸命さゆえに、「アイドル同士、仲が悪いのでは」と噂されていた。

「あのころは、ちょっとがむしゃらにやりすぎちゃったかなって思う部分がありますね。私は正直にいうと、ほかのアイドルの子で連絡先を交換している人が一人もいないんで(笑)。そういう意味では、“仲が良くない”というのは本当かもしれないですね。

 でも嫌いだというわけではなくて、本当にでんぱ組.incで売れたいと思っていた。それだけを胸にずっと突き進んできたので、周りから見たら“未鈴ちゃんって声がかけづらい”って思われたのかもしれないですね」

 はにかみながらも、度々浮上していたグループ内の不仲説にも言及した。

「でんぱ組.incも不仲説が出たりするんですよ……。そういうふうに言われたときには、“みんなバラバラの方向を向いているけれど、最終的に見ている方向はみんなでんぱ組.incが売れたいっていうので同じです。それを不仲ととらえられるのなら、そうかもしれないですね”って言っています。私はメンバーのことを、戦友って呼んでいる。友だちというよりも、“一緒に戦い抜く仲間だ”って思っています」

『W.W.D』で注目を集めた頃、グループとしての目標が「武道館公演」に定まったという。

「でんぱ組.incとして、大きな目標を持とうってなった時に浮かんだのが武道館公演。でも、その目標がもし叶わなかったらカッコ悪いからあまり口にしたくはなかったんです(笑)。でんぱ組.incのメンバーは、みんな人生のなかで成功体験がない人たち。だから“本当に武道館で公演ができるのかな?”って思っていました」