タカとユージが揃えば新しいスタッフも一気に『あぶ刑事』の世界に!

――本作も横浜のシーンでスタートしましたが、今回、スタッフは原監督を筆頭に、新メンバーです。初日はどんな感じだったのでしょうか。

柴田「スタッフの人たちは、小学生とか中学生のときに見ていたんだと思います。初日、まず舘さんが現場に来て衣装をつけますよね。その日はバイクに乗るシーンではなかったんですけど、たまたまハーレーも置いてあったんです。それで舘さんが埠頭を軽くブーンと飛ばしたら、スタッフが色めきだって」

――それはそうでしょうね。

柴田「“タカとユージだ!”となって。そうだよ、僕たちはタカ&ユージだよと。今から『あぶない刑事』の世界が始まるよと。本当にみんな若いスタッフたちが頑張ってくれました。僕たちはもう70歳過ぎてますから、優しいんです」

「ふふ」

柴田「だから非常にやりやすかったです。タカとユージ、トオルくん(仲村トオル=町田透)、あっちゃん(浅野温子=真山薫)はこんな感じだよというのを見せると、“あ、この色なんだ”“こういうことなんだ”と、みんなパッとすぐにつかんでくれました」

仲村トオルとの息もぴったり! (C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会

「ただ温子だけは破壊力が増してるからね。どんどん増してるから。たまに付いていけないときがあるからさ。台本と全く違うことするし」

柴田「とりえず赤いパンツを見せるんだって言って出てきたね」

――確かに本編での薫さんの破壊力はすさまじいものがありました。

柴田「見えてるから大丈夫だって言ったんだけど、“いや、もっとやりたい!”って言ってました(笑)」

破壊力が増した浅野温子 (C)2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会