「見ていただける方がいらっしゃるから、僕たちの仕事は成り立っている」

「視聴者のほうが大事。僕はだから、サービス業だと思うんです。いかに楽しんでいただくか。

 何がTHE CHANGEかといったら、僕の中ではそれが一番大きなチェンジだったかもしれません。

 自分のために一生懸命お芝居をする仕事もする。でも、ある時から気づいてくるんです。これ見ていただける方たちがいらっしゃるから、僕たちの仕事っていうのは成り立っているんだ。

一番大切なのは、見る人たちに満足していただく。

その人たちに心を動かしていただいて、またあいつのやってるものを見たいな、って思っていただかなきゃ、僕ら立ちゆかないですから。

えらそうに、私はアーティストですからって言ったところで、見ていただかなきゃ、もう廃業みたいなもんですからね。

 これドラマのティザーに出てきたんですけど、役者なんて、芝居してないと死人も同然だ、って」

 船越さんのドラマデビューは1982年。俳優としてのキャリアは40年以上にわたり、ずっとテレビに出続けている。

「マネージャーも含めていろんな人に言われるんです。そんなに働いているのに休みいらないのか、って。人間だから休みはほしいんですよ。でも、休日なんてまっぴらだと思ってるので、僕は。そう言ってるうちが花ですよ」

 そう言って笑う船越さん。視聴者を楽しませつづけてきた俳優の笑顔は、とてつもない魅力にあふれていた。

 

■プロフィール 
ふなこし・えいいちろう
1960年7月21日、神奈川県生まれ。1982年『父の恋人』(TBS)でデビュー。名優・船越英二を父に、長谷川一夫を大叔父に持つ。各局の2時間ドラマ主演を務めるなど出演作の多さから「2時間ドラマの帝王」の異名を持つ。『ぐるぐるナインティナイン』内の「ゴチになります!」などバラエティ番組への出演も多数。フジテレビ系連ドラに初主演となる土ドラ『テイオーの長い休日』が2023年6月3日よりスタート。

『テイオーの長い休日』
リアル2時間ドラマの帝王・船越英一郎が、1年以上仕事がない2時間ドラマの帝王・熱護大五郎(あつもりだいごろう)役に挑戦。仕事がなくなった“2時間ドラマの帝王”が、ある事情を抱えた“女性マネージャー”と共に人生のリベンジに奔走するヒューマンコメディ。年齢も性別も違う凸凹コンビがぶつかりあいながら、同じように苦境に立たされた人間たちも巻き込んで、世間という荒波に再び乗り出していく。制作・東海テレビ/ホリプロ