「2時間ドラマの帝王」として、その名を轟かせる船越英一郎。40年を超える芸能生活で数多くのドラマに出演し、バラエティでも軽妙なトークを披露。CMでその姿を目にした人もいるだろう。テレビとともに歩んできた男の「THE CHANGE」とはいったいなんだったのかーー?

撮影/三浦龍司

 数多くの役を演じてきた船越英一郎さん。多忙な日々のなか、ずっと仕事を続けてこれた理由について聞いた。

「どれだけ自分のやってる仕事を楽しめるか、っていうところかな、と思うんですね。

 人間楽しくなきゃやってられませんし、その楽しみって、なかなか見つかりづらいんです。

 楽しみって、向こうからやってくるんじゃないんですよ。自分から見つけていかないと、そんなにたくさん見つかんない。

 自分が意識して楽しいことを見つけようと思うと、こんなちっちゃいところにも楽しさっていくらでも眠ってるんで、その意識を持てるか持てないかなんじゃないかな、と。

 グチはいくらでも出るんです。でも、じゃあ、素敵なこと言おうよってなると、なかなか出てこないのが人間っていう生き物のような気がしてね。

 グチの数を数えるより、楽しいの数を数えてたほうが、生きてる時間がみんな平等なんだから、楽しい数を数えるほうがいいだろう。

 それは、僕の数少ないポリシーのひとつかもしれない」