「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリ受賞。その後は俳優、モデル、バラエティと様々なジャンルで、マルチに活動を続ける高橋ひかる(高ははしご高)。今年でデビュー10年目という節目の年を迎えた。この10年という時間の中で、どう変わったのか。そして、これからは──。高橋ひかるの“THE CHANGE”に迫る。【第2回/全3回】

髙橋ひかる 撮影/冨田望

 現在放映中のドラマ『顔に泥を塗る』で、約1年振りに連ドラで主演を務めることになった高橋さん。派遣社員としてデパートの受付で働く柚原美紅を演じている。メイクの力で前を向き始め、モラハラ男へと変貌した恋人・結城悠久(西垣匠)に立ち向かい、自分の人生を取り戻していくという人生逆転ラブストーリー。

 タイトルを一見しただけでは、どんな物語か想像が付き難い。高橋さんも最初はそう思ったそうだが、一方でとても興味が湧き引き込まれたという。

「私が演じる美紅は自分にあまり自信を持っていなくて、自信が無いことにすら気付いていない、よく言うと謙虚な女性。原作コミックを最初に読んだ時に、美紅のそんなところにもどかしさを覚えました。美紅は彼氏のハル君(悠久)と6年ぐらい過ごしているんですけど、彼がモラハラ男子だということに気付かないほど真っ直ぐで、ハル君のことを愛しているんです。そんなところが徐々に良いなっていう印象に変わってきましたね」