もはや説明不要ともいえる歌手・タレントの後藤真希。国民的アイドルグループのモーニング娘。に13歳で加入、15歳でソロデビューすると、瞬く間に日本中がその名を知るアイドルとして活躍してきた。2008年の事務所移籍後は、ソロアーティストとしてライブのほかYouTubeでの動画配信やモデル業など、精力的に活動。今年デビュー25周年を迎えた後藤真希の人生の転機とは?【第4回/全4回】

後藤真希 撮影/松島豊

活動再開時に感じていた不安も、ファンの存在が力に

 事務所を移籍後、初のソロライブとなる『G-Emotion FINAL』(’11年12月4日)を持って、無期限の活動休止を発表した後藤さん。’14年に入り、約2年ぶりにブログを再開。芸能活動にも復帰した。

’20年には9年ぶりとなるソロライブをオンラインで行い、翌年’21年には横浜と大阪の2カ所で有観客ライブ『Billboard LIVE〜Reply〜』で、ふたたび観客の前でステージを披露した。

「時間があるようにみえたのですが、意外と準備にバタバタしていました(笑)。あっという間に当日になってしまったので、“私、ちゃんと準備できているかな……”っていう心配と、“久しぶりにパフォーマンスを披露するけれど、ファンの人たちが見に来てくれるのかな“っていう気持ちがあって、最初はめちゃくちゃ不安でした。
 でもステージに立ってみたら、”あ、あのファンの人、まだ来てくれている“って嬉しくなりました。なかにはちょっと体が大きくなったぞって人もいたりして(笑)。ファンの方も一緒に成長をしているんだなってちょっと安心しました」