「こんな女性、いるいる!」とつい釘付けになってしまう一般女性の"あるある”で、驚くべき量と質を誇るタレントの丸山礼さん。プロフェッショナルな目線で捉える日常の“あるある”を拾い続け、近年は演技の世界にも進出。確かな演技力・表現力で新たな才能を発揮している丸山さんの、THE CHANGEとは。【第3回/全4回】

丸山礼 撮影/三浦龍司

 バラエティを中心に、近年は俳優業をスタートするなどマルチに活躍する丸山礼さん。2015年、高校卒業のタイミングで上京し、ワタナベコメディスクールに特待生として入学すると、翌年4月には早くも『PON!』(日本テレビ系)のレギュラーが決まるなど順風満帆であることがうかがえる。

 そんな丸山さんの持ちネタとしてもっとも地名度があり、当初から披露していたのが、ロバート秋山竜次さんのモノマネだ。ほかにも、土屋太鳳さんやアンミカさんなどのモノマネの持ちネタを持つ。

 さらに丸山さんが得意とするのは「女子あるある」。あざとほろ酔い状態の配信女子、さまざまな国のAMSR女子、バイトやらかしあるあるーーなど、多彩かつ重箱の隅をつつく一般人の日常をきりとり、YouTubeなどで発信すると話題に。賞レース、ひな壇トークなどのテレビの枠には収まらない新機軸の表現で、一躍令和世代の若者の人気を得たのだ。

 これら女子あるあるを丸山さんはどのように拾っているのだろうか? 直接本人に疑問をぶつけると、「カフェとかですね」と、日々の人間観察のたまものであることを明かしてくれた。

「ずっと隣の女性の会話が気になっちゃって、スマホにポチポチとメモする、みたいな感じで。言い回しとか“おもしろいな”と思うことをためています」