プライベートで観察してしまう「女子あるある」が仕事に

ーーストイックですね！

「いや、気になっちゃうので。まあでも、それがダイレクトに仕事につながっているので、ある意味ストイックなんでしょうか」

　レギュラーとみまごう活躍を見せる『新しいカギ』（フジテレビ系）でも、そんなアンテナの高さが光る「美術部女子」や「推し活女子」などのキャラクターを演じているほか、かつては女性ファッション誌『Ｗｉｔｈ』（講談社）で「ＯＬあるある」を、『ａｒ』（主婦と生活社）では「丸山礼のいる女アナリティクス」という連載を持ち、さまざまな一般女性を数多演じてきた。

「だから会話が続かないんです。私といっしょにいる人とは。目の前の人と会話しながら、私はずっと横も気になっているから。マネージャーさんとか、いつも“え……！？”って困惑してますもん。私の注意力があちこちに向くから（笑）」

　量も質も尋常ではない丸山さんの“女子あるある”。いまは多くの動画制作者が手を出しているジャンルではあるものの、このストイックさは、素人が真似できるような代物ではないのだと実感せざるを得なかった。

ヘアメイク：坂手マキ（vicca）／スタイリスト：奥田ひろ子（ルプル）

まるやま・れい
１９９７年４月１日生まれ、北海道出身。高校３年生のとき、ワタナベエンターテインメントのオーディション「オモ女グランプリ」でモノマネを披露し最優秀賞を受賞。お笑いの道を志す。２０１５年３月、上京とともにワタナベコメディスクール（２２期生）に入学し同年４月にテレビレギュラー番組が決まる。ロバート秋山竜次のモノマネで知名度を得ると、有名人、一般人問わずさまざまなモノマネやあるあるネタを各メディアで発信。２０２３年にドラマ『ワタシってサバサバしてるから』（ＮＨＫ総合）で初主演。９月６日公開映画『夏目アラタの結婚』（ワーナー・ブラザース映画）で映画初出演。

『夏目アラタの結婚』
出演：柳楽優弥　黒島結菜　中川大志　丸山 礼　立川志らく　福士誠治　今野浩喜　平岡祐太　藤間爽子 ／ 佐藤二朗 ／ 市村正親
監督：堤幸彦
原作：乃木坂太郎
脚本：徳永友一
９月６日（金）より全国公開