2018年までは地元の鉄工所にて働きながら休日に芸能活動していたという“ガテン系”グラビアアイドル、ちとせよしの。佐賀県神埼市出身の彼女、今年6月には自身3冊目となる写真集を発売したのだが、その撮影場所はなんと、「実家にめっちゃ近いところ」なんだとか。撮影秘話のほか、デビューから今に至るまでの軌跡も深掘り。キュートな彼女の素顔に迫る。【第1回/全2回】

ちとせよしの 撮影/小島愛子

 高校卒業後も地元でしばらく普通の仕事をされていたそうですね。

「はい。鉄工所で働いていました」

 未来のグラドルが働いていたなんて、その鉄工所の社員さんたちが羨ましい。何年ぐらい勤めていたんですか?

「1年弱ですね。実はそれ以前から、芸能の仕事自体はちょくちょくしていて」

 じゃあ、芸能の仕事が入ったときだけ、東京に出てくる感じだったんですか。

「そうです。ただ、交通費も自腹で……。今はあるか分からないんですけど、当時、佐賀空港から成田空港まで1日1本だけ6000円の便があったんです」

 佐賀からそんなお得な料金で東京に来られたんですね。

「めっちゃ安いですよね。しかも当時、佐賀空港は駐車場が無料だったんです。だから、自分で運転して、空港に車を停めて、飛行機に乗っていました。で、東京に来たら、できるだけ安いカプセルホテルに宿泊していました」

 今では大人気のグラドルに、そんな貧乏時代があったとは……。都会に出てきて、危ない目には遭わなかったですか?

「あ~。東京に来るたびにされる、ナンパのしつこさには毎回ビックリしました」

 佐賀には、そんなナンパ男はいないんですか?

「はい。声をかけられたこともないです。だから、やっぱり東京って怖いですね(笑)」

 アハハ。そうやって佐賀で鉄工所、東京で芸能活動という生活を、1年ほど続けていたんですか。

「そうなんです。でも、だんだん芸能活動のほうが忙しくなってきたので。2018年に鉄工所を辞めて、上京してきたんです」