3回も泣いてしまった最初の撮影

 本格的にデビューしたんですね。ところで、初めての仕事は覚えていますか?

「はい。ファーストDVDの撮影でした」

 グラビアをやることに抵抗はなかったですか?

「実は私、最初の撮影で、3回も泣いてしまったんです。〝こんな小さい水着を着て、何の結果も残せなかったら、どうしよう〟って。自分に自信もなかったし、これでいいの?って自問自答しちゃって」

 そんなに過激な水着だったんですか?

「今、思えば、全然過激じゃなかったんですけどね(笑)。ただ、それまでは、水着になることもほとんどなかったんです。学校のプールの授業なんて全部休んでいましたから」

 全部休んでいたんですか?

「はい。昔から胸が大きかったので……やっぱり嫌だったんですね」

 巨乳がコンプレックスだった、というグラドルの方は多いです。

「私もそうでした。だけど、ファーストDVDのイベントのとき、いきなり100人ほどのファンの方が来てくれたんです。
 このことが、少し自信につながりましたね。私のことを好きって言ってくれる人がこんなにいるんだ、と思えて」

 ファンの方に支えられているんですね。

「本当にそう思います。感謝しかないです」

ちとせよしのワンピース姿の全身カット 撮影/小島愛子