「グラビアアイドルになるぞ!」という決意もなく、ふわっとした状態で始めちゃった
――そんな急に!
「だから“グラビアアイドルになるぞ!”という決意もなく、ふわっとした状態で始めちゃったんです。そうそう! 人生初の雑誌グラビアは週刊誌の表紙なんですよ! 無名で実績もない、ほぼ素人を起用してくださって、本当にありがたかったです。そのおかげで仕事が増えたので、感謝しかないです」
――その後、「ミスFLASH2011」でグランプリを獲得して、ファンが一気に増えました。思い出深いグラビアはありますか?
「2015年に『週刊プレイボーイ』で撮影した、浜辺でサックスを演奏しているグラビアです。他の誰もやっていなかったし、高校時代に吹奏楽部だったことがグラビアで役立つなんて嬉しかったですね。私は体が柔らかくて、カメラにお尻を向けて上半身をひねる“胸とお尻を同時に見せるポーズ”ができます。初めてのカメラマンさんはいつも、“そんなことできるの?”と驚いています」
――逆に、苦労したことや悩みなどありましたか?
「グラドルが、どうしてもぶつかる壁は、露出度についてなんです。グラビア自体は大好きだし、まだまだ続けたい。どうすればいいんだろうと、葛藤がありました」
――鈴木さんの露出のボーダーラインは、どこでしたか?
「ボーダーを決めるというより、背景やシチュエーションに合わせて自身を最も魅力的に見せられる最適な衣装を選択したいと思うようになりました。その手段として、最近はTバックもはくようになりました。先ほど話したように、私にしかできないポージングを作り出したりして、“他の人がやっていないグラビアを自由にやって、自分自身をもっと表現していいんだ!”と気づいたときに、すごく楽になりましたね」
――その境地にたどり着いたのは、いつ頃ですか?
「ここ数年です。20代のうちには、たどり着けませんでした。試行錯誤しましたねえ」
(つづく)
鈴木ふみ奈(すずき・ふみな)
1990年7月5日、埼玉県生まれ。T167-B96W60H93。日本大学藝術学部音楽学科在学中にスカウトされてデビュー。「ミス・ワールド・ジャパン2018」審査員特別賞も受賞したゴージャスボディを武器に、グラビアアイドルとして活躍。カレンダーは現役グラドル最多の13年連続発売を誇る。