アマチュアレーサーから芸能界へ。出演CMを見ていた松平健の目にとまったことをきっかけに、『暴れん坊将軍III』でドラマ初出演を果たし、25歳にして女優デビューした高島礼子。そこから35年。映画にドラマに、近年は舞台にも精力的に出演し、俳優としての実力と地位を積み重ねつつ、バラエティでは気さくな素顔を見せている。「いま人生がとても楽しい!」とほほ笑みながら、同時に「家と仕事の往復だけだった時期もあった」とも告白した高島さんのTHE CHANGEとは──。【第3回/全4回】

高島礼子 撮影/有坂政晴

 今年、3本目となる映画『カーリングの神様』が公開の高島さん。7月期の連続ドラマ『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日テレ系)でもレギュラーを務めていたが、映画、ドラマだけでなく、ここ数年、舞台出演にも力を入れている。今年も藤原紀香剛力彩芽とトリプル主演を務めた『メイジ・ザ・キャッツアイ』で来生泪を演じて、大きな話題を呼んだ。同時に、観劇も楽しんでいる。

「いま、すごく演劇を観に行ってるんです。一路真輝と仲良くしているのもあるんですけど、やっぱり自分自身も舞台に立ち始めて、観劇が趣味になったんです。小さな劇場でやっている作品でも、泣けたり笑えたり、すごくいい作品が多くて。なんで、私はこうした世界を、知らなかったんだろうと思ってます」

──大きな活力になっていますか?

「ものすごく。ひとりでもどこでも出かけていきますし、『メイジ・ザ・キャッツアイ』でご一緒した紀香ちゃんや、常盤貴子ちゃんたちとは観劇のグループLINEがあって、しょっちゅう情報が来るんです。紀香ちゃんなんて、もう観劇のエキスパートですから、すごく誘ってくれるんです。すごいパワーです。私はそこにほぼパーフェクトに行けてます(笑)。とてもいい影響を受けています」

──とってもイキイキされて見えます。

「若いときほど時間にも追われていない分、もっと趣味にも時間を使って、役者業もプライベートも充実させていきたいと思ってるんです」